メーカーの予定からは、ずいぶん遅くなった気がしましたが、Spectralのウェブサイトによると、SCCMでの発表に合わせたそうな。
遅くなった代わりに、Lancet RMなんて立派な雑誌に載りました。150例のRCTでprimary outcomeはP値的にはnegativeな研究がなぜ?と思ってChat先生に聞いたら、Precision medicine trialであること、Bayesian RCTであること、negative trialのsubgroupの結果に基づいたRCTであること、が評価されたのでは、と。なるほど。
一応ざっと読みましたが、新しい情報はほぼ無し。過去の研究と異なり、昇圧剤の投与期間がcontrol群の方が短いこと、TIGRISだけだと28日死亡率のposterior probabilityは79%であること、くらい。
文句を言おうと思えば、primary outcomeのp値は有意ではない、コントロールが50例しかなく、1例動けば結果は大きく変わる、open labelである、メーカー主導というか研究も解析も執筆もメーカーが強く関与している、サブグループ解析の検証なのにその結果を検査前確率に利用していいのか、などなど色々言えるだろうけど、きっとFDAに承認されて、メーカーの勝ちになるのでしょう。Clazosentanと同じ。
あとは、脳外科医よりも集中治療医の方がEBMをより良く理解している可能性に賭けるだけ。念のため、こちら貼っておきます。