Ko BS, Kim K, Choi SH, et al.; Korean Shock Society (KoSS) Investigators.
Prognosis of patients excluded by the definition of septic shock based on their lactate levels after initial fluid resuscitation: a prospective multi-center observational study. Crit Care. 2018 Feb 24;22(1):47. PMID: 29475445.
補液前は乳酸が2を超えていたけど、補液したら下がったので、Sepsis-3的に敗血症性ショックではなくなった患者群は予後が良いので、この診断基準は妥当である、という研究なのだけど、Figure 1を見ると、あることに気がつく。
そう、補液前も補液後も乳酸が2を下回ってる群の死亡率はそれほど低くない。
N=83なので何とも言えないところはあるけど、明らかに感染症で、血圧が低くて現在昇圧剤を使っているけど、敗血症性ショックじゃありません、と言われてもなー、と思っていたので、ちょっと納得。
結局は、乳酸というのは患者の重症度を示す一つの指標であって、当然のことながら感度特異度が存在するから、それを診断基準に含めてしまうとこういうことが起こる。
もちろん乳酸が高い方が低い方より重症(なことが多い)のだけど。
敗血症の定義は、今も昔も、臨床研究で均一でかつ死亡率の高い群を定義するためのものであって、実臨床で使うものではない。
と改めて思います。